マニュファクチュール

熟練のクラフツマンシップが結集した
パルミジャーニ・フルリエのマニュファクチュール

パルミジャーニ・フルリエのウォッチメイキングセンターは、1996年にサンド・ファミリー財団によって構築が始められました。時計に関わる職人や技術者を集めるためにつくられたこの総合拠点は、最適な品質を保証することを目的に、時計をつくるために必要なすべての専門技術を集約しています。

マニュファクチュールを構成する五社のサプライヤーは、姉妹ブランドであるパルミジャーニ・フルリエを主に注力していますが、他の高級時計メーカーにもスキルや製品を提供しています。今ではパルミジャーニ・フルリエの一部として、イノベーションの精神、生産の品質、そしてスイス工業の伝統への敬意を共有しています。

ダイヤル

2005年12月、自立した生産体制を整えるために、カドランス・エ・アビヤージュ社が設立され、同時にパルミジャーニ・フルリエのウォッチメイキングセンターに統合されました。同社の職人たちの手によれば、すべてのダイヤルが真の芸術作品となることが保証されます。職人たちは、未加工のディスクでもギョーシェが彫られていても、表面処理と着色を施すことができます。そして、その中でももっとも熟達したダイヤル職人によって、ひとつひとつのカスタムデザインがつくられ、高品質の仕上げが施されます。

ケース

2000年5月にウォッチメイキングセンターに統合されて以来、レ・アルティザン・ボワティエ社は熟練職人のスキルと最新鋭の製造技術をパルミジャーニ・フルリエに提供しています。このパートナーシップによって、パルミジャーニ・フルリエはあらゆる種類のケースや、極めて独創的なケースまで製造できるようになりました。どのモデルも、まずデザインオフィスにて3Dソフトウェア上で設計されてから、機械加工へと移行します。そして、職人の手で、溶接、研磨、最後の仕上げが行われ、それぞれの特徴を与えられます。

ムーブメント

2003年に設立されたヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ社は、ウォッチメイキングセンターにとってのエンジニアリングの中枢として、手巻きおよび自動巻きの高品質の機械式ムーブメントを製造しています。すべての部品の装飾や面取り加工がハンドワークで行われることによって、同社が製作するキャリバーにはどれも、並外れたレベルの表面仕上げが施されています。同社の研究開発部門を突き動かす革新への欲求が、新しいキャリバーを生み出し続けています。

部品

伝統的な歯車の製造を専門とするアトカルパ社は、2000年12月にウォッチメイキングセンターに加わりました。社内で約20種類の分業がひとつになることで、輪列に必要なすべての部品の製造を可能にしています。2006年以降は、ヒゲゼンマイやアンクルを含む、調速機全体も製造しています。社内に機械を製造する部門があるため、アトカルパ社はその専門性に、継続的に革新と発展をもたらすことができるのです。

高精度のマイクロメカニクスを扱うエルウィン社は、2001年1月にウォッチメイキングセンターに統合されました。旋盤加工と特定の部品製造を専門としている同社は、デジタル制御での旋盤の製造や、ソフトウェア開発を行うことで知られています。これらの分野において高い専門性が認められており、生産方法に革新をもたらす大きな可能性を持っています。さらに、エルウィン社は時計製造業界のために特別に設計された、新しい旋盤DH7を開発しました。