ロサ・ミスティカ 「黄金の手」と呼ばれた時計職人たちへのオマージュ

レ・ローズ・カレ「グラン・フー コレクション」

愛するものには、数十時間、数百時間、数千時間さえも費やしてしまう場合があります。それほどの時間をかけて、材料が作り出され、人間関係が築き上げられて職人たちが結びつき、彼らの手によって独自の作品が生み出されました。

優れた職人たちの密接なネットワークの中心的なメゾンであるパルミジャーニ・フルリエでは、この度、ローズ・カレ シリーズの最新作であるロサ・ミスティカを発表いたしました。

この最新作では、燃えるように赤い「グラン・フー」エナメルがダイヤルに使用され、黄金比に従ったローズ・カレのモチーフがケースバックに刻まれています。

美しく赤い炎のようなこのダイヤルを引き立てているのは、カボッションカットの天然ガーネットです。18K ホワイトゴールド製のケースにも、非常に繊細な手彫りが施され、それを完成させた彫刻師の優れた技術を証明しています。

「グラン・フー」エナメル – その技術と色彩

「エナメルを使用している場合は、その焼成方法まで遡って、すべてのタッチ、層、光沢が評価されることになります。焼成するたびに、そこまでの作業がすべて損なわれる危険にさらされるためです。焼成回数が多いほど、その危険性が高くなります。後悔しても手遅れなので、完成するまで『成功し続ける』しかありません。その点でエナメル加工は、偉大な形式の芸術のひとつであると言えます。」ジャン・クロゼ、エナメル加工の名匠

エナメル加工の名匠であるバネッサ・レッチは、この名言を紹介して、その工房に私たちを迎え入れました。レ・ローズ・カレ「グラン・フー コレクション」は、名匠かつ芸術家であるバネッサによって生み出されました。

「このコレクションで最も困難だったのは、すばらしい彫刻を時計に彫り込むことでした。そして、同時に、洗練されたパルミジャーニ・フルリエ製品を最大限に表現できるカラーパレットを作成することでした。
これらのエナメルの一部は、実際に数百年前のコレクションから再現されており、過ぎ去った歴史の最後の証でもあります。」

現在はユネスコ世界遺産の1つである、この伝統を保存しながら、高級時計メゾンの様々な専門分野に特有の回想、創造、芸術を正しく評価することは、以前から、ミシェル・パルミジャーニの精神に伴う使命でした。

ロサ・ミスティカは、これを証明する最新の優れた時計です。

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