エレガンスの新しい言語
パルミジャーニ・フルリエでは、時間をかけて磨かれた知識から生まれるタイムピースを創造しています。そこでは、比率があらゆる所作を導き、均衡から美しさが生まれます。
トリックは、この哲学を体現しています。見るたびに深みを増す、曲線と光の建築。手首から伝わるのは、華やかな逸話ではなく、調和の感覚と可視化された時の幾何学です。
時の幾何学 ー 運命としての調和
ミシェル・パルミジャーニが、1996年に初の腕時計「トリック パーペチュアルカレンダー レトログラード」を製作したとき、貝殻の螺旋や雪の結晶の対称性にある隠れた秩序、黄金比に着目しました。彼にとって、この原則は装飾ではなく運命でした。それは、古代のドームからル・コルビュジエのスケッチにいたるまで、自然のパターンと人間の建築を結びつける普遍的なリズムを表現しています。
それぞれのトリックが、同じ調和の法則に従っています。線、曲線、反射はすべて、目に見えない幾何学的形状の中に存在します。理性と品格、数学と美の均衡の中に、トリックの静かな強さが宿っています。トリックを身に着けることは、より深い秩序、つまり時間の幾何学と自身を調和させることなのです。
「トリックは、古典的な柱の基部にあるトーラスに由来します。それは、強さと調和が重なる円環です。私にとって、それはつねに、均整をもって構築し、バランスによって高みを目指すことへの人間の願いを象徴してきました。」
— 創業者 ミシェル・パルミジャーニ
指先の知性
ミシェル・パルミジャーニは、失われかけていた技術を現代のウォッチメイキングに復活させることに生涯を捧げました。そのうちのひとつ、手作業によるグレイン仕上げが、トリックに深みと感情を与えています。職人の指先で、ダイヤルは静かに光を捉える、柔らかく自然な質感となり、活き活きとした表情が生まれます。すべての動きは意図的であり、あらゆる不完全さを個性としてとらえる、その完璧な機械の背後には、人間の脈動があります。
その結果は、単なる装飾ではなく存在感です。トリックが映し出すのは、顕示ではなく尺度、過剰ではなく所作から生まれる男性的なエレガンスです。
選ばれたエレガンスの美学
2024年に復刻されたトリックは、信念に基づく装いに対する新たな評価を反映しています。現代のコレクターにとって、それは見栄えではなく品質を重視したワードローブを補完し、顕示ではなく見識に訴えかけます。建築と装い、フォルム、機能そして意図。そのすべてにおいて、トリックは、一貫性と穏やかさを提供します。
メゾンの創業30周年を目前に控え、トリックは2025年に再び進化して、4つの新しい表情が加わりました。
トリック パーペチュアルカレンダーのモーニングブルーとゴールデンアワー、トリック プティ・セコンドのゴールデンアワーとデューン。それぞれが、光と時が織りなす移りゆく対話を捉えています。
「私たちは、ドレスウォッチに懐古趣味ではなく本質という意味を復活させたいと考えました。トリックは、身に着けるもの、暮らし方、価値観の一貫性を大切にする人々に語りかけます。」
— CEO グイド・テレーニ
愛好家の声 ー 新しいラグジュアリー文化の共鳴
「トリックは、現代のエレガンスが真に意味するもの、つまり明快さ、比率、そして工芸の知性への回帰を体現しています。古典的なコードを尊重しながらも、現代風に精緻を極めたのです。」
— トム・チェンバレン、THE RAKE 誌
「進化するラグジュアリーのコードに共鳴するタイムピース。」
— ウェイ・コー、Revolution 誌
「自分が何者かを知るのに、トロフィーを必要としない人々のために。」
— フランソワ=ジャン・ダーン、Monsieur 誌