ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズの中核を成すのが、壮大な音の共鳴を生み出すカテドラルゴングで、ムーブメントを2周するほどの長さがあります。チャイムの響きは荘厳な大聖堂の大鐘のようで、暗がりで時を告げるというミニッツリピーターの本来の目的に敬意を表しています。

最初に目を引くのは、グラン・フーエナメルとフィボナッチの螺旋に着想を得たギョーシェ模様に飾られた表面です。ヤン・フォン・ケーネルのアトリエで手作業で仕上げられた松かさのモチーフは、調和・無限・自然の完璧さを象徴しています。

時計を裏返すと、グアテマラ産の白翡翠のディスクの上で、ポエティックなローズゴールド製の針が静かに時を刻み、時刻を確認する行為が自己発見の体験へと変わります。

ホワイトゴールド製の42mmケースには、パルミジャーニ・フルリエを象徴するゴドロン装飾と黄金比のデザイン要素が建築的な美を描いています。サテン仕上げとポリッシュ仕上げのコントラストが視覚的な対話を生み出す、彫刻のようなタイムピースが誕生しました。

ケースを際立たせるのは、その構造です。

横向きのゴドロン
メゾンの美学を継承し、奥行きと質感を加えます。

隠された秘密
一見すると時間がわからず、芸術的な装飾の裏側に時刻表示が隠されています。

隠れたダイヤル
時計の下に広がるのは翡翠のダイヤル。静謐で内省的なデザイン要素が、パーソナルなつながりをもたらします。

ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズは、392個の部品で構成された手巻きムーブメントを内蔵し、72時間のパワーリザーブを保持します。裏側の空洞と精密なストライキング機構によって、明瞭で純粋な音色が実現し、チャイムのひとつひとつが完璧な音響体験になります。