その初登場から二年を経て、パルミジャーニ・フルリエはトンダ1950リュヌのデザインを刷新し、女性向けバージョンも発表します。そのダイヤルは新しい配置によって「ムーン カレンダー」コンプリケーションの詩情を引き立てています。強調されるべきは、そのハーモニーの背後に、ムーン カレンダーを超薄型自動巻きムーブメントに組み込む難しさがあるということです。トンダ1950リュヌはデザインの偉業であるとともに技術的な偉業でもあるのです。
自動巻きムーブメント
精度、メカニズムの信頼性、プラチナ製マイクロローターによる自動巻きを組み合わせるPF708。トンダ1950リュヌの薄さはそのキャリバーの精密さに起因しています。そのエレメントは入念に地板に取り付けられ、さまざまな時間表示がバランスよくまとまることを可能にしています。パルミジャーニ・フルリエでは慣例かつトレードマークとなっているように、これは手作業で仕上げられ、受けにはアングラージュが施されています。この構築美を、これ以上ないほど上品に仕上げているのが「コート・ド・ジュネーブ」装飾です。
時、分, スモールセコンド, 日付, ムーンフェイズ